じんましん|池袋の皮膚科・サンフラワークリニック 東池袋駅直結

じんましん

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じんましん
Hives

じんましんは、みみず腫れのような、膨らんだ赤みがみられる皮膚疾患で、通常は数十分から数時間で症状が治まるのが特徴です。
何らかの原因で肥満細胞という細胞からヒスタミンが放出されます。このヒスタミンがじんましんを引き起こします。治療では、このヒスタミンを抑える飲み薬を使います。
皮膚症状が慢性的に続くことがありますので、その場合は定期的に受診してください。

じんましんの原因
Cause

じんましんは、大きくアレルギー性と非アレルギー性の二つに分けられます。

アレルギー性のじんましん

写真

アレルギー性のじんましんでは、食べ物や食品添加物、動植物などを体が異物として認識してしまい、アレルギー反応が起こります。その際に細胞からは様々な化学物質が放出されるのですが、そのなかのヒスタミンの作用によって皮膚は赤く腫れてしまいます。また、ヒスタミンは、痒み症状も招きます。
アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、喘息、花粉症などがある人は、じんましんが出やすく、症状も悪化しやすい傾向があります。また、アレルギーを誘発しやすい食品を初めて食べるような際は、一度にたくさん食べず、様子をみながら少しずつ量を増やしていくと良いでしょう。
アレルギー性のじんましんを誘発しやすいものとしては、例えば下表のようなものが挙げられます。

食べ物

肉類、卵、魚介類、乳製品(牛乳など)、穀類、野菜、食品添加物
※特に小麦、そば、乳製品、卵、落花生は五大アレルギー成分と言われています。

植物・昆虫など

蕁麻(じんま:イラクサ)、ゴム、ハチなど

薬剤

抗生物質、解熱鎮痛剤、咳止めなど

非アレルギー性のじんましん

摩擦、圧迫、寒冷刺激などが原因となって起こるタイプのじんましんです。非アレルギー性のじんましんでは、稀に痒みが伴わないこともあります。
非アレルギー性のじんましんには、下表のようなものがあります。

物理性じんましん

下着などによる摩擦、バッグなどの持ち手による圧迫、暑さ・寒さ、マッサージ器などによる振動、日光など、物理的刺激によってじんましんが生じる場合です。

コリン性じんましん

入浴、運動、心理的緊張による汗などが原因となってじんましんが現れるケースです。じんましんはあまり大きくなく、1〜4mmほどで、子どもによく見られます。腕などに現れることが多いのですが、背中や全身に広がってしまうこともあります。

特発性じんましん

原因が特定できないじんましんのことです。原因がわからないとは言っても、疲労やストレス、かぜなどが症状を悪化させることは知られています。

じんましんの症状
Symptom

典型的なじんましんの症状は、下記のようになります。子どものじんましんは、比較的短期間で治ってしまうことの多いのが特徴です。

  • 皮膚が赤く盛り上がる
  • 強い痒みを伴う
  • 急に発症し、しばらくするとすっかり消失する

じんましんと似た症状をもたらす疾患

見た目の症状はじんましんとよく似ているものの、実は別の病気であるケースもあります。例えば下表のような疾患です。じんましんよりも重症化する疾患もありますので、じんましんのような症状が現れたら、皮膚科を受診するようにしてください。

血管性浮腫

じんましんの症状が、口唇や目の周囲に出てくるタイプがあります。これを血管性浮腫(クインケ浮腫)と呼びます。通常は、数時間から数日で自然に治りますが、浮腫が消化管に起こって、嘔吐や腹痛、下痢などの症状がみられることもあります。また、気管支や喉頭にも浮腫ができることがあり、この場合は声が嗄れるだけでなく、呼吸困難を招くことがあり、危険です。

多型浸出性紅斑

多型浸出性紅斑では、手足や顔に赤い発疹、腫れが出てきます。はじめは赤かピンク色をした発疹で、次第に浮腫性の発疹となります。通常は3~5週間程度で自然に消退し、跡も残りません。再発も見られ、年に数回、数年以上繰り返すケースもあります。多形浸出性紅斑の原因は、よくわかっていませんが、主に感染症(単純ヘルペスウィルスなど)と薬剤が原因と考えられています。多型浸出性紅斑は通常、予後(病状の見通し)は良好です。しかし、重症化することもあり、長期間にわたる高熱、全身の発疹、リンパ腺の腫れ、体じゅうの粘膜のただれなどが出現することがあります。

じんましんの治療

じんましんの治療には、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの内服薬を使用します。通常は、薬を飲むことで症状は次第に治まっていきます。
ただし、抗ヒスタミン薬は症状が消えても一定期間は飲んだ方が良いようです。薬を飲み続ける期間は、急性じんましんと慢性じんましんで異なります。自分で判断せずに、必ず医師の指示に従いましょう。
軽度のじんましんであれば、抗ヒスタミン薬だけを使用し、痒みを止めて回復していくのを待ちますが、痒みが我慢できないほどひどいような場合は、ステロイド外用剤などを使用することもあります。
ステロイド外用剤を使用することで痒みを早く抑えることができるので、ストレスも少なくなり、患部を掻き壊してしまうのを避けることができます。掻き壊して患部が化膿してしまった場合は、抗生物質が配合されたステロイド外用剤などを用います。

クリニックについて

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about clinic

診療科目:
皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科
住所  
〒171-0022
東京都豊島区南池袋二丁目45番3号
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電話  
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