いぼ
Wart
いぼは、ヒトパピローマウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス)が皮膚のごくわずかな傷から侵入して感染することによって発症する腫瘤です。いぼは手足や皮膚の薄い箇所にできやすく、また中年以降から首まわりに小さないぼができ始めることがあり(首いぼ)、人目につきやすいことから気になさる方も少なくありません。痒みや痛みなどの自覚症状はほとんどありませんが、いじるとどんどん増えていく傾向があります。人から人にも、うつります。
いぼを見つけたら皮膚科で相談
いぼができたからと言って、自分で引っ掻いて治そうとすると、かえってウイルスを撒き散らして増やしてしまう可能性がありますので、いぼを見つけた際は、数が少ないうちに皮膚科で相談しましょう。また、稀ながら悪性のものもあるので、それらとの見分けをつけるためにも、専門医への受診をお勧めいたします。
いぼの治療法
皮膚科でのいぼの治療には、液体窒素療法(冷凍凝固処置)、電気焼灼法、内服療法、外用療法などがあります。個々の患者さんに最も適していると思われるものを選んで治療は行われます。
なお、どの治療法によっても、多くの場合、1回の治療で治し切ることは難しく、何回か繰り返して治るのが普通だということも知っておいてください。週に1回程度通院していただいて治療していきますが、完治を急がず、気長に治していく気持ちが大切です。
うおのめ・たこ
Corn & Callous
うおのめやたこは、足の特定の場所に継続的に圧力がかかることによって発症します。
うおのめは足の裏や指にできる硬結で、芯のようなものがみられます。歩くたびに刺激されて痛みを伴うのが特徴的です。
たこは皮膚が常に圧迫やこすれなどの刺激によって分厚くなるものです。うおのめとの違いは芯のようなものがみられないことや、角質が盛り上がってくることが挙げられ、また多くは痛みがありません。
うおのめ・たこの治療
うおのめもたこも、分厚くなった角質を削ったり切ったりして治療していきますが、同じような環境が続けば2~3ヶ月ぐらいで多くは再発してきます。足や靴の形、歩行の仕方などが圧迫の原因となっており、窮屈な靴を履かないようにすることが大切です。
さて、足の裏によくできるのが足底疣贅(そくていゆうぜい)という一種のいぼで、これをうおのめと勘違いすることがあります。しかし、これはいぼウイルス性の腫瘍であり、知らずに削ってかえって広げてしまうこともありますので、この鑑別をきちんとつけるためにも、皮膚科専門医への受診をお勧めします。

クリニックについて
about clinic
- 診療科目:
- 皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科
- 住所 :
- 〒171-0022
東京都豊島区南池袋二丁目45番3号
としまエコミューゼタウン2階
- 電話 :
- 03-3982-3303
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